南九州地区納貯連会長賞の表彰を受ける美里さん(左)
奄美大島納税貯蓄組合連合会(浜崎幸生会長)は16日、2018年度中学生の「税についての作文」の表彰式と座談会を奄美市名瀬の奄美観光ホテルで行った。朝日中3年・美里真彩菜さんが県を代表する南九州地区の納貯連会長賞を受賞する快挙を果たしたほか、入賞した生徒たちへは浜崎会長から表彰状などが贈られた。
事業は、11日から全国で一斉に始まった「税を考える週間」の一環。税務行政への理解や普及を目的に行っている。
式には、9人の受賞者のうち7人が出席。浜崎会長はあいさつで「(作文を拝読し)予想以上と言っては不徳だが、よく勉強し、役割を十分に理解していることに感銘を受けた。日本の明るい希望を感じ、皆さんの素晴らしい成長を確信できた」と受賞作を講評した。
表彰式では、一人ひとりの名前が呼ばれ、賞状と記念品が授与。美里さんが「父の仕事から学んだこと」と題した受賞作もみんなの前で朗読した。
美里さんは、父が勤める国土交通省が関わる奄振法や、税と社会の関係を丁寧に調べ、その役割や感想を作文に。「まさか作文でこのようなすごい賞がもらえるなんてびっくりした。父のお陰」と受賞を喜んだ。
この後は、式に参列の保護者らも加わり、税を知り・学ぶ「座談会」を実施。「消費税はいつ上がるの」「黒糖焼酎の税金は」「会社にはどんな税金がかかるの」などの質問に、大島税務署職員らが分かりやすく答え、税に対する知識や見識を深めた。
被表彰者は次の通り(敬称略)
▽南九州地区納税貯蓄組合連合会会長賞=美里真彩菜(朝日中3年)▽奄美大島納税貯蓄組合連合会会長賞=原勇輔(東城中1年)、清正梨瑞(龍南中2年)▽大島税務署長賞=福田梨杏(龍南中2年)、岩原真咲(朝日中3年)▽大島地区租税教育推進協議会会長賞=重田凌(小宿中1年)、宗清将才也(赤木名中1年)▽奄美大島地区税務関係団体連絡協議会会長賞=田中胡斗龍(朝日中3年)、松田千佳(井之川中2年)