夜光反射材の効果確認

車両ライトを照射して反射材の効果を確認する参加者ら=知名町、沖永良部自動車学校=

地域住民30人参加 交通安全ナイトスクール
沖永良部署

 【沖永良部】沖永良部警察署による「交通安全ナイトスクール」が22日、知名町の沖永良部自動車学校であった。地域住民約30人が参加し、車両ライトの上・下向きによる夜光反射材の効果などを確認した。

 夜間の交通事故を防ごうと開催。沖永良部自動車学校と沖永良部地区交通安全協会が協力した。

 最初に同署交通課の阿多春直課長が講話。管内の交通事故の状況を説明し、「年末になると交通事故が多発する」「飲酒運転をさせない環境作りが大事」などと呼び掛けた。

 自動車学校の練習コースを使った実験では、タスキ型の夜光反射材を付けた人を40㍍先に立たせ、車両ライトで照射。参加者は、ライトの上・下向きによる見え方の違いに「ライトが下向きだと見えづらい」「(タスキ型反射材は)人が横を向くと分かりにくい」などと話し、阿多課長は「夜歩く時、タスキ型の反射材だけでは不十分なので、腕に巻くタイプや靴のかかとに貼りつけるタイプの反射材なども一緒に使って欲しい」と話した。

 このほか、色の異なる服を着た6人を並べ、車両ライトを当てた場合の視認性を確かめる実験なども行われた。 

 参加した園田公子さんは「夜歩くときは反射材が必要だと実感した。これからは、ライトの上向きを基本に車を運転する」と語った。