朝日中、吹奏楽部 初出場で快挙

日本管楽合奏コンテストで最優秀賞に輝いた「朝日中学校吹奏楽部」(同校提供写真)

全国コンテストで最優秀賞
「努力した結果、花開いた」

 (公財)日本音楽教育文化振興会主催の第24回日本管楽合奏コンテストがこのほど、東京都内の会場で開かれた。初出場の奄美市名瀬の朝日中学校吹奏楽部(顧問・橋口通教諭、部員21人)が中学校S部門で上位成績を収め、最優秀賞を受賞したほか、協賛会社の特別賞(ブレーン賞)と合わせW受賞の快挙を果たした。

 全国の小・中・高校が高いレベルでアンサンブルを競う同コンテスト。今月18日に開かれたS部門(3人以上、15人まで)には16校が出場。同校は9月の予選選考会を通過後、練習を重ね、当日は「哀歌~『佐渡情話』の物語によるバラード」(松下倫士作曲)を演奏した。

 全国の舞台に立った部員15人は緊張しながらも、橋口教諭の指揮に合わせ荘厳で軽快なハーモニーを奏で、練習の成果を発揮。最優秀賞の対象となる上位6校に入った。

 今大会まで部長を務めた3年・岸田美優里さんは「本番で全力を出し切ることが出来、これまで受けた多くの応援に応えられた」。同じく副部長だった3年・村山遥さんは「部員の仲間が頑張ってくれたことをうれしく思う」と話した。

 同部は今年1月、「JBAソロ・アンサンブルコンテスト鹿児島大会」では打楽器六重奏で最優秀賞、混合八重奏で金賞をそれぞれ受賞。それに続く全国大会での好成績に、橋口教諭は「生徒がコツコツと努力した結果が花開いた」と振り返り、あらためて「出場に向け、ご支援を頂いた保護者や周囲に深く感謝したい」と述べた。