認定エコツアーガイド交付式

交付式で認定ガイドに認定証が手渡された

「地域に貢献できるガイドに」
喜界島と与論島、初の認定ガイド誕生

 奄美群島エコツーリズム推進協議会(会長・朝山毅奄美市長)は12日、同市名瀬の自治会館で奄美群島認定エコツアーガイド認定証交付式を行った。認定制度に基づく研修を受講した登録ガイドの中から、奄美群島では23人のエコツアーガイドを認定。奄美大島会場は認定者7人のうち5人が参加し、奄美大島エコツアーガイド連絡協議会の喜島浩介会長から認定証などが手渡された。参加者は認定を受け、気持ちも新たにガイド業に従事するとした。

 交付式に参加する認定者は、9~11月にかけて実施の認定講習会を受講し、各島のエコツアーガイド連絡協議会が認定した登録ガイドを対象。今回認定されたのは島別では、奄美大島7人、喜界島3人、徳之島6人、沖永良部島1人、与論島6人で、喜界島と与論島は初の認定ガイドになるという。

 喜島会長が出席した認定ガイド一人一人に、認定証、ガイド車両に掲示するマグネットシートなどを交付。今年度の認定ガイドの誕生を祝して、「認定証を手渡したが、認定されるというのは重い責任がある。(認定に)恥じないように研さんを積んでもらいたい。これからは質を保つ必要がある。地域に貢献できるガイドになってもらいたい」と激励した。

 瀬戸内町在住で加計呂麻島などを中心にガイドを営む供利義也さん(35)は、今年認定要件を満たして認定講習を受講したという。「ガイド4年目になるが、認定講習はこれまでのいろいろな研修より質が高く知識やスキルなど学べた。認定されたので質の高いガイドを提供していきたい」と話した。

 認定ガイドの資格は3年更新。昨年度の認定ガイドと合わせて、奄美群島の認定ガイドは85人となった。