創立70周年で制服リニューアル

創立70周年で制服リニューアル

披露された沖永良部高校の新制服

 

新入生から着用 機能性とデザインアップ
沖永良部高

 

 【沖永良部】創立70周年を前に沖永良部高校(平井孝俊校長 生徒数272人)の新しい制服が21日、全校生徒に披露された。機能性とデザインにこだわった作りで、生徒会のメンバーがモデルとなって特徴を紹介した。来春の新入生から切り替える。

 制服のリニューアルは34年ぶり。昨年10月に制服検討委員会を立ち上げ、在校生や保護者へのアンケート調査などを行い、案を練ってきた。

 新しいブレザーは、これまでの青色から濃紺へチェンジ。伸縮性に優れ、洗える素材を選んだ。胸に入ったエンブレムは、学校名のイニシャルと校章を組み合わせたオリジナルのデザインを採用し、ブレザーの色に合わせてネクタイとリボンの色も新調した。

 同校体育館で行われた披露会では、生徒会のメンバー2人が新しい制服を着用して登場。即席ランウェイを歩き舞台に立つと、ポーズを決め、動きやすさや速乾性をアピールした。

 モデルを務めた生徒会長の川村友貴さん(17)は「シャツもストレッチ素材で通気性も良く、本当に着やすい。ネクタイが一番気に入っていて、海の色を意識したデザインになっている」。和田琴子さん(16)は「ブレザーとリボンの色を変えてほしいという要望が多かった。この制服を見て多くの中学生が沖高に入学してほしい」と話した。

 平井校長は「生徒たちと1年かけて話し合い、創立70周年にふさわしい制服が出来上がった。この制服を着た新入生の姿を見るのが楽しみ」と語った。