うけん市場祭り活況

農産物や海産物、交流している宮城県七ヶ宿町の「源流米」や、リンゴなどを購入しようとする来場者

東北産米、リンゴなど人気

 宇検村観光物産協会(伊村廣文会長)は23日、同村湯湾の結の館前駐車場で第7回うけん市場祭りを開いた。会場には地場産農産物や海産物などの販売ブースのほか、和牛日本一の鹿児島黒牛試食コーナーも設けられた。友好交流を続けている宮城県七ヶ宿町のリンゴ、ブランド米「源流米」も直送して並べられ、両品とも完売するなど来場者の人気を集めていた。

 開始予定の午前10時前には、会場に村内外から多くが来場。伊村会長と元田信有村長が、歓迎のあいさつをして市場祭りが開幕となった。

 来場者は受け付けで抽選券をもらい、各自のお目当ての販売ブースに小走りで移動。七ヶ宿町から直送された60㌔の「源流米」と、リンゴ60㌔が用意されたコーナーにも人だかりができて、2㌔の米やリンゴ単品を次々購入。特に「源流米」は人気を呼んで、開始後10分ほどで売り切れとなった。

 今回初めて実施の鹿児島黒牛試食コーナーには、和牛日本一のサイコロステーキを味わおうと多くの来場者が並んだ。また例年通りクルマエビの試食も行われ、村内のコーヒーショップの他、大和村の物産などもあり各ブースにぎわっていた。

 奄美市名瀬から両親などと来ていた奄美小4年の石原由佳さん(10)は、うけん市場祭りを今回初めて訪れたという。「鹿児島黒牛試食コーナーに並んだ。大きくて美味しかった。また食べたい」と話した。

 伊村会長は、「天候が心配されたが、いい天気でよかった。近隣市町村からも、来ていただいた。宇検村の物産が並べられ、買っていただいている。村のいいPRになったのでないか」と語った。