「地と知の交流施設」

「地と知の交流施設」

建設が進められている「地と知の交流拠点施設」の外観イメージ(奄美市提供)

世代間交流を促進
奄美市 来年3月オープン

 奄美市名瀬安勝町の旧撚糸工場跡地で建設が進められている、同市の「地と知の交流拠点施設」。名瀬市街地南部に位置する奄美地区(=奄美小学校区)の子どもたちを対象に、様々な学びの提供の場として活用が期待されている。来年3月のオープンを目指す。

 延べ床面積288平方㍍、鉄筋コンクリート製平屋建て。室内はメインのホール(面積128平方㍍)のほか会議室、調理室を設置する。6月着工し、来年2月中旬には終了を予定している。

 同地区の自治会や民生委、体協、小中高PTAなどの機関で構成する「運営協議会」(當弘道会長、22委員)を立ち上げ。「『地』域」と「『知』恵」をテーマに、住民の世代間交流に向けた事業実施を検討しているという。

 同協議会関係者によると、地区内では3地域(安勝、石橋、古田)で集会所がなく、地区共有の集会施設としての活用も期待。子どもから年配者のふれ合いの場の提供につなげる考え。

 平田中央自治会長を務める當会長は「子どもたちを中心に幅広い年代が参加できるイベントなどを実施したい」と話している。

 現在会期中の市議会第4回定例会で、施設条例と同協議体の指定管理者指定の議案が委員会を通過。最終本会議で可決される見通し。