サプライズで登場した里山(年寄・佐ノ山)。今後は部屋付き親方として奮闘する
魂を込めて歌う、ティダのメンバーら。1月27日には、渋谷の土濱笑店でライブを行う
来シーズンの健闘を誓い合い、笑顔で写真に収まるリーグの関係者たち
【東京】「東京奄美青年部野球連盟(奄美すっとごれリーグ)」(中濱寛会長)はこのほど、大田区池上の徳持会館で第26回納会を開いた。リーグ戦のチーム成績表彰式などに続いて、蛇三線ロックバンド、ティダによるミニライブやゲームで盛り上がり、2018年のシーズンを締めくくった。
郷土遥拝に始まった第1部であいさつに立った中濱会長は、「台風の影響で、関西青年部との交流試合が中止となり残念だったが、けが人を出すこともなかった」とシーズンを振り返り、「19年は、9月に奄美の市民球場で東京からのメンバーと奄美のチームとの交流試合をしたい」と抱負を述べた。
審判部による連絡事項などがあり、新役員及び理事が紹介された。来賓を代表して東京喜界会の郡弘道会長が激励を含めてあいさつ。
また、朝山毅奄美市長からの温かい祝電も披露された。小勝竹雄顧問の乾杯あいさつ、歓談ののち第2部は表彰式。リーグ戦を制したのは、喜界島の「DIK」。以下、「レッド」「シンケン」となり、昨年優勝の「立神ポンカンズ」は最下位に終わった。
「DIK」の原田尚樹監督は、「チームが若返り、投打ともに充実した結果。もちろん連覇を狙う」と満足そうだった。個人賞が発表され、MVPには「DIK」から、驚異的な打撃と鉄壁な守備で大活躍した、鳥越慶司郎さんが選出された。「みなさん、俺のような選手になってください」。ライバルたちにエールを送った鳥越さんは、「皆に感謝しています。もっと試合前の準備をして連続MVPを狙いたい」と笑顔を見せた。
第3部は、待ちに待った余興へ。ティダが「テアライウガイ」など熱唱のステージを届けると、中濱会長とともに26年前に連盟を立ち上げた久原卓也さんが、「しまらっきょ」として爆笑のステージを飾った。
そんな中、九州場所で引退した里山(本名=里山浩作さん)が「近くに部屋がありますので」と納会を聞きつけて登場。現役時代に声援を送ってもらったことへの感謝を述べた。
その後、ビンゴや罰ゲームで盛り上がり、六調へ。供利優輝新書記の万歳三唱の後、全体集合の記念撮影に収まって終了となった。