正月準備に人出

店先に並べられたしめ縄飾りや生花などを品定めする買い物客ら(午前10時ごろ)

門松用生花やしめ縄飾り

 官公庁などの仕事納めなどが過ぎ年の瀬迫った29日、奄美市名瀬の小売店などでは正月準備を進める買い物客でにぎわい、しめ縄飾りや門松用の生花、年越し・正月料理の材料などを買い求める姿が見られた。店によると一部入荷が遅れている食材もあるが、30日にかけてピークになるとの見込みを示している。

 奄美市名瀬の中原商店は、年末の正月準備で買い物に来る利用客に向け飾り餅、しめ縄飾り、門松用の生花や、ツワ、タケノコ、切り干し大根などを用意。同商店は品揃えについて、「台風の影響かもしれないが、北海道から豆の入荷が遅れ気味。その他は例年通りに準備できた」と話した。

 店の軒先には、しめ縄飾りなどをぶら下げて陳列。また門松用のセンリョウなどが入ったバケツが並べられ、正月準備などに訪れた買い物客が足を止め、じっくりと品定めを行っていた。

 奄美市名瀬の仲田廣子さん(75)は、門松準備のため来店。「門松の生花を探しに来た。正月準備にも間に合った。来年良い年になることを願う」と話した。