九州農政局が認定証

九州農政局の松澤課長から認定証を受け取った今井宏毅代表(左)=和泊町、沖永良部きのこ=

沖永良部きのこ「ディスカバー農村漁村の寶」選定

 【沖永良部】地域の活性化や所得向上に取り組む優良事例を表彰する九州農政局の「「ディスカバー農村漁村(むら)の宝」に、和泊町の「沖永良部きのこ(株)」(今井宏毅代表、従業員18人)が選ばれた。

 沖永良部きのこは、2008年設立。サトウキビのしぼりかす「バカス」を菌床として有効活用し、生キクラゲの生産・販売を行っている。

 九州管内からは170団体の応募があり、全国選定となった4団体以外の中から17団体が優良事例に選ばれた。

 23日、九州農政局農村振興部農村計画課の松澤智亮課長ら2人が同社を訪れ、今井代表に認定証を手渡した。

 松澤課長は「九州管内で模範となる取り組み。地域の活性化のために、沖永良部を引っ張っていけるような会社になってほしい」と話した。

 今井代表(71)は「とてもうれしい。地域と社員のおかげ。キクラゲの知名度も上がってきているので、これからも頑張っていきたい」と語った。