気温高く冬日和

咲き始めたヒカンザクラにメジロが訪れ、時折羽を休める愛くるしい姿を見せた(23日、龍郷町本茶峠)=西田元気=

ヒカンザクラにメジロの姿も

 高気圧に覆われた23日の奄美地方は、広い範囲で青空に覆われた。未明には冷え込んだものの、日が上ってから気温が上がり、奄美地方北部南部の最高気温は18~19度前後を記録。ぽかぽかとした冬日和となった。

 龍郷町の本茶峠では、ヒカンザクラが花をつけ始め、濃いピンクの花弁が真っ青な空、木々の緑とともに鮮やかなコントラストを織りなした。甘い香りを放つ木々にはミツバチが寄り、にぎやかな羽音を奏でた。花から花へとせわしなく飛び回るメジロの姿もあり、情緒的な風景が見られた。

 この日の最低気温は、最も寒い時期を下回る地点も多く10~14度程度と冷え込んだ。一方、最高気温は各地点で平年値を上回る最高気温に。いずれも2月中旬から3月上旬並みの暖かさとなった。

 週間予報(24~30日)によると、26~28日以外の日程は最低・最高気温ともに平年並みか平年より高くなる見込みで、晴れ間も見えそう。週末と28日は寒気や気圧の谷の影響で雲が広がりやすくなる見込みという。