安村さん(朝日中3年)に奄美市教育長賞

奄美市教育長賞を受賞した朝日中3年の安村さんに表彰状と記念品が手渡された

郵便局 風景印コン
「使って奄美好きになって」

 局名や押印年月日とともに地域の風景や、名所が描かれる消印「風景印」のデザインを奄美群島内の中学生から募集する「あなたの街の郵便局 風景印コンクール」が18年9月から10月15日までの期間にあり、このほど、受賞者が発表された。25日、奄美市教育長賞を受賞した朝日中3年の安村千沙さん(15)の表彰伝達が、同中であり、記念品とともに表彰状が贈られた。

 同コンクールは日本郵便㈱の奄美地区連絡会が主催し、群島内の全中学校に風景印の図案イラストを募集。全1269通の応募があり、各市町村の教育長賞12人のほか、8人の局長賞が選ばれた。

 同連絡会によると、今年5月から奄美群島内63郵便局でそれぞれ異なる風景印を導入する予定。うち20局が今回のコンクールの入賞作品、10局が既存のデザイン。そのほか33局は地区内の高校生や一般が制作した図案を用いるという。導入後は62円以上の切手を貼った台紙か、通常はがきを窓口に持っていけば押印してもらうことができるようになる。

 連絡会関係者は「風景印を集める目的で奄美群島隅々をめぐり、郵便局を訪れてほしい。今後スタンプラリーなど、活用について検討する」としている。

 この日は同中に要田憲雄教育長のほか、同連絡会地区統括局長で名音郵便局長の川畑輝芳さんなど関係者が訪問。要田教育長から安田さんに表彰状と、記念品の金色のポスト型貯金箱が手渡された。

 安村さんの作品のタイトルは「The奄美」。奄美大島のシルエットの周囲にアカショウビンやアマミノクロウサギなどの生きものがあしらわれている。安村さんの作品は奄美市の名瀬古田郵便局の風景印として採用される。

 安村さんは「中学時代最後の受賞で、一生の思い出になる。みんなに使ってもらい、奄美のことをもっと好きになってもらえれば」と話した。

 安村さん以外の各市町村教育長賞受賞者は次の通り(敬称略)。

▽大和村 窪山秀雲万(大和中3年)▽宇検村 黒川優心(名柄中3年)▽瀬戸内町 鷲見奈々(古仁屋中1年)▽龍郷町 隈元莉緒奈(龍北中3年)▽喜界町 富田かえで(喜界中1年)▽徳之島町 近藤瑛奈(亀津中1年)▽天城町 上岡小夏(北中3年)▽伊仙町 西薗はな(面縄中1年)▽和泊町 昇優羽(和泊中1年)▽知名町 山田紗里奈(田皆中3年)▽与論町 竹内詩帆(与論中1年)