インフルエンサー 参加型旅行情報セミナー

参加者に奄美の魅力を説明する、奄美市東京事務所の信島賢誌所長


早速奄美料理の情報を発信しようとする参加者たち


奄美に行ってみたいと目を輝かせる赤星衣璃香さん(手前)と、古川裕梨さん(右隣り)

「奄美・徳之島訪れたい」
情報発信、郷土料理も味わう

 【東京】(一社)九州観光推進機構(KTPO)はこのほど、渋谷区神泉町の奄美料理店「土濱笑店」で2020年に世界自然遺産登録を目指す奄美大島・徳之島についての情報発信を行うとともに、女性をターゲットにしたSNS(交流サイト)で影響力のあるインフルエンサー参加型旅行情報セミナーを開催した。参加者らからは「奄美・徳之島をぜひ訪れてみたい」との声が上がっていた。

 同セミナーは、首都圏からの閑散期誘客を主な目的としたもので2回目の開催。第1回は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」をテーマに開かれた。

 参加したのは、20~34歳までのF1層といわれる19人の女性たち。主催者による九州の世界遺産の説明などに続いて、奄美市、徳之島町の担当者から、島の成り立ちや魅力などを参加者にPR。

 最近2泊3日で奄美大島と徳之島を訪れた女性から旅の報告。日本航空本店国内旅客販売推進部・上村哲平さんからは、昨年8月に開設された「アイランドホッピング」が紹介された。

 参加者たちはその後、トビンニャなどの郷土料理を味わった。インスタグラマー・赤星衣璃香さんと、古川裕梨さんは同じ大学に通う友人。奄美のイメージについて「仲がいい子が奄美出身で、とても明るい」(古川さん)。「やさしくてフレンドリーな印象」(赤星さん)と話し、初めての奄美料理には「どれもおいしいですが、鶏飯が一番気に入りました」。そう口をそろえ「奄美にとても興味がわいてきました。ぜひ訪れたい」と、目を輝かせていた。

 その後、彼女たちは、東京事務所の担当者から情報を聞いたりしながら「奄美・徳之島の旅」を企画。班ごとに1泊2日の旅を発表していた。「彼女たちの情報発信を機に、一人でも多く奄美・徳之島を知ってもらえればいいですね」と、KTPO国内誘致推進部次長の宮原珠美さんは期待を寄せていた。