地域おこし協力隊2人募集 和泊町

地域おこし協力隊2人募集 和泊町

地域おこし協力隊の金城さん(右)と役場経済課の芋高さん(左)=和泊町=

「島〝mono〟発見隊」 「島PRデザイナー」
今月25日、東京で説明会

 【沖永良部】和泊町「地域おこし協力隊」の募集が15日から始まった。地元の農林水産物を生かした特産品開発を担当する「島〝mono〟発見隊」と、デザインを通じて地域の魅力を発信する「島PRデザイナー」の2種類を各1人ずつ求めている。都市部に住む20~50歳までが応募の対象。今月25日午後6時半から、東京都品川区のイベントスペース「うなぎのねどこ」で募集説明会を開く。応募締め切りは4月10日まで。

 同町では、2013年10月に協力隊を導入。現在3人目の協力隊となる金城真幸さんが活動中で、任期を終えた2人も町に定住している。

 今回の募集では、役場各課で必要とする人材を協議した上で、プレゼンテーションを行い審査。七つの案のうち、二つを採用した。

 経済課が提案した「島〝mono〟発見隊」は、旧給食センターを再整備して3年前から稼働している農産物加工センターの有効活用が狙い。

 企画課提案の「島PRデザイナー」は、島内で不足しているデザイナーを招き、地域の魅力の発見と情報発信力の強化を図る。

 経済課の芋高智美さんは「島の人が見慣れている食材も、外からの目線で違ったアイデアが出てくるかもしれない。地元の人と協力して町の活性化のために働いてほしい」。

 企画課の森英仁さんは「島内でもデザイナーの需要が高まっている。商品パッケージやポスターの制作など、島外に発注しないといけない現状を変えたい」と語った。

 問い合わせは、同町役場企画課移住・定住担当。電話0997(84)3512。