初の奄美合宿がスタート

奄美合宿をスタートした慶応義塾大学体育会野球部員ら

慶応大野球部 チームワーク向上や体力面強化

 東京六大学リーグの慶応義塾大学体育会野球部は2日、奄美市名瀬の名瀬運動公園市民球場などで奄美合宿をスタートさせた。選手、スタッフなど40人が汗を流し、チームワーク向上や体力面強化などを図る。合宿は7日までの予定。

 同部は2015年にJX―ENEOS野球部との交流戦で来島。奄美大島で合宿を行うのは初めてとなる。

 大久保秀昭監督(49)がJX―ENEOS野球部の監督をしていた時に市民球場など練習施設を利用して知っていたため、マネージャーと現地を視察して今回の合宿を企画したという。「都内に比べ奄美大島は気温が3~4度高く、花粉症の症状も治まるなどの利点がある。雨天対応の練習場も隣接し、恵まれた施設で練習に集中できる」と大久保監督。

 選手らはメニューに沿って班別に分かれて、練習を消化。内野の連係プレーや、トスバッティングなど声を掛けながら技術向上を図った。

 春のリーグ戦は4月13日に始まることから7日には関西へ移動して、約1カ月で20試合ほどの練習試合を通して試合勘を養う予定。大久保監督は「東京六大学リーグを戦い抜くのは容易でない。普段とは違う環境で練習して、それに対応できる力をつけてもらいたい」と語った。