3月は24泊36人利用

「Emore秋名」が運営する秋名集落内にある民泊施設

利用実績順調 GW期間中、全て予約入る
龍郷町秋名民泊施設

 龍郷町の秋名・幾里集落の活性化を目的として有志で昨年11月に立ち上げた一般社団法人「Emore秋名(いもーれあきな)」が運営する秋名集落内にある素泊まりの民泊施設「GAMA屋(がまや)」の1~3月貸し出し実績がまとまった。同法人によると、1月11日にオープンし、1月は1泊4人、2月は14泊24人、3月は24泊36人が利用した。3月末までは通常宿泊料金から40%割引の特典があったが、4月以降は通常料金での貸し出しとした。4月(3日現在)の予約と実績は、20泊23人の利用を見込んでいる。貸し出しは順調に推移している。

 「Emore秋名」(代表・村上裕希龍郷町地域おこし協力隊、役員・社員11人)が運営することになった1棟目となる民泊施設は、体験・交流事業の受け入れ拠点施設と位置付けており、2018年度に町の助成を受け、民家を改修し、民泊施設が完成した。

 インターネットで半年先までの予約を受け付けている。村上代表によると、3日現在、4月27日~5月6日のゴールデンウイーク(GW)期間中は、10日間全て予約が入っている。夏休み期間中の7月20日~8月31日の予約は、19泊15人。

 宿泊目的は「旅行」が多く、レンタカーで訪れる客が多い。チェックインは午後3時から、チェックアウトは午前11時。1泊の客の多くは、のんびりと秋名・幾里集落を散策し、夜は食事に出かけたり、宿で作る食事の食材を買いに出かけている。連泊の客は、奄美自然観察の森や周辺の観光地などに出かけている。

 宿泊客は「車の往来が少なく、静かな環境でのんびり過ごすことができた」「集落住民と話すことができ良かった」などと感想を話していたという

 木造平屋建て。6畳と4畳半の続き部屋があり、設備はネットで公開している。庭があり、車4台分ほどの駐車スペースがある。

 定員5人(未就学児の添い寝は、定員数に含まれない)。宿泊料金は1人1泊5千円(税込み)、1人追加分は3千円(同)増し、未就学児は無料。