想定外のお花畑に大変身した「ほーらい館」前の芝生広場=3日、伊仙町
広場が〝お花畑〟に一変
伊仙町ほーらい館
○…伊仙町の「徳之島交流ひろば『ほーらい館』」=伊仙=の芝生広場(約2600平方㍍)がこのところ、まるで白いじゅうたんを敷き詰めたかのように、想定外の〝お花畑〟に一変した。「健康・長寿・癒しの伊仙(まち)」の拠点施設が、さながら「希望・幸運」の象徴的植物に飾り立てられている。
○…話題の主は「シロクローバー(シロツメクサ)」(マメ科シャジクソウ属)。四っ葉のクローバーを探したくなる?いわゆる「クローバー」だった。日本には1846年に牧草として持ち込まれ各地で野生化。畦道や法面(のりめん)保護、芝生代わり、土壌改良、緑肥にも使われたらしい。
○…ほーらい館の関係者によると、同館の完成オープン時(2008年7月)、同広場は全面張芝施工された。その際にクローバーの種子が紛れ込んでいたのか、それともこの10年の歳月とともに侵入して席巻したのかは不明。しかし、修景的貢献から「外来種」と騒ぐには早計―との声も。
○…ちなみに「希望・幸運」の象徴的植物でもあるクローバーの花言葉は「約束、私を思って」だそうな。広場は、芝の繁茂状況に応じて乗用型芝刈り機を運用しているが、今春は「みなさんに花を楽しんでいただいた後に検討したい」(同館職員)と思いを寄せた。