瀬戸内町国際交流親善大使の委嘱状や名刺・名刺入れを受け取った長谷部さん
「魅力、海外の人にも」
瀬戸内町、委嘱第1号
瀬戸内町は4日、同町国際交流親善大使として、ハンガリー外務貿易省に勤務する長谷部俊昭さん(40)を同大使として委嘱した。長谷部さんは「瀬戸内町の魅力を海外の一人でも多くの人に知ってもらうことができるように、尽力していく」と意気込んだ。任期は今月1日から。
同大使は、町の観光・文化に対する理解と認識を深め、国内外への宣伝紹介を図る立場として町が今年3月に新設。長谷部さんが委嘱第1号となった。宣伝活動のほか、町への観光・文化に対しての意見提言などを行うという。
長谷部さんはハンガリー在住。同省で貿易などに関する事業等に従事。NPO法人全世界空手道連盟新極真会ハンガリー支部の支部長も務める。同町のほか、奥出雲町(島根県)の同大使としても活動している。同町出身で同会理事長の緑健児さんとの親交があり、2013年に奄美大島に初来島。緑さんが町に紹介し、今回の同大使委嘱が実現した。
4日、同町役場応接室で行われた委嘱式では鎌田愛人町長が「経済や青少年の交流など、ハンガリーと町の架け橋となって、お互いの国・町のために頑張っていただきたい」とあいさつ。委嘱状とともに、名刺と名刺入れを贈呈した。
長谷部さんは「子どもたちの交換留学などの人的交流を実現したい。瀬戸内町の物産品などの海外販路拡大や欧州での生産体制確立なども並行していきたい」。また、ハンガリーは内陸国ということで、「海を見たことのない子どもたちもいっぱいいる。素晴らしい瀬戸内町の海を体験していただきたいとも思う」などと話した。