大浜海岸で浜下れ

わが子の足を海水に浸して無病息災を祈願した参加者。泣き出す赤ちゃんの姿も見られた


記念に赤ちゃんの小さな足形をプレゼントされ、笑顔の母親

赤ちゃんの無病息災祈る
足形贈呈、ハイハイレースも

 奄美市名瀬の大浜海浜公園で7日、伝統行事の浜下れ(奄美海洋展示館主催)が行われた。大浜海岸では初節句を迎えた赤ちゃんの足を海水に浸し、わが子の無病息災を祈った。参加者に赤ちゃんの足形を押した色紙をプレゼントし、初開催の赤ちゃんのハイハイレースもあった。浜下れの前に奄美海洋展示館前で神事もあり、今年の海の安全を祈願した。

 主催者によると、浜下れには、約50組の家族が参加し、赤ちゃんの祖父母らしい人々も浜下れ行事を見守っていた。開始時刻の午前10時前には天候は良くなったものの、海水はまだ冷たかった。また、波が高く、海岸に押し寄せる波しぶきのせいか泣き出す赤ちゃんが多かった。わが子の様子をスマートフォン、ビデオカメラで撮影する父母の姿も多く見られた。

 鹿児島市から転勤してきたばかりだという川越浩輔さん(34)と真衣さん(34)夫妻は、家族5人で参加。浩輔さんが大輝ちゃん(4カ月)を抱いて足を海水に浸すと、「びっくり様子だったが、泣かなかった」(浩輔さん)。真衣さんは「奄美の伝統行事だと聞いて参加した。晴れて良かった。家族でピクニック気分で1日を過ごしたい」と笑顔で話した。

 ハイハイレースは、海洋展示館内で行われ、飛び入りも合わせて約30人の赤ちゃんが参加した。

 神事には奄美市、奄美大島商工会議所などの関係者が出席した。

 昭和30年代~40年代に名瀬湾内には多くの砂浜があり、浜下れを楽しむ市民の姿があちこちで見られた。