晴天の下で海開き

子どもたちが海開きでマリンレジャーや海水浴を楽しんだ

子ども達、マリンレジャー楽しむ
サンガツサンチ 笠利町・ばしゃ山村

 旧暦の3月3日(サンガツサンチ)にあたる7日、奄美市笠利町用安の奄美リゾートばしゃ山村のビーチで「海開き」が行われた。神事があり無病息災を願い海の幸に感謝するとともに、本格的なレジャーシーズンを前に海での安全を祈願。神事の後に地元の子どもたちが一斉に海に入り、晴天下で海水浴やマリンレジャーを楽しんだ。

 沿岸の海藻や漂着ごみなどを除去して行われた神事には、奄美海上保安部や観光団体など関係者約30人が参加。祝詞奏上や玉串の奉納などが滞りなく実施された。

 海開き宣言が終わると招待されていた龍郷町の龍南中学校の中2、中3のサッカー部員など約20人が、砂浜を駆け下りて我先に海へと入っていった。

 子どもたちは水温22度と少し肌寒い海で、バナナボートやSUP(スタンドアップパドルサーフィン)などのマリンレジャーを満喫。またウナグ(女児)の節句で、初節句を迎えた女児の足を海水につけて健康願う親子などの姿も多数見られた。

 奄美市名瀬の中江豊和さん(30)は、妻と娘・琴音ちゃん(4カ月)でウナグの節句に参加して記念足型プレートも作成。豊和さんは「車で眠っていたためか、海に足を入れてもあまり反応なかった。これからも健やかに成長してもらいたい」と話した。

 赤木名中1年の奥祐太君(12)は海開き行事に初参加。「海はあまり冷たくなかった。マリンレジャーでは、水上バイクに引っ張ってもらうトーイングチューブが面白かった」と振り返った。