新入生へ防犯呼び掛け

「イカのおすし」が明記されている鉛筆やフィルタリングなどの啓発チラシが新入学生の保護者に手渡された

チラシ配付 「安心で安全に生活して」
奄美署と防犯連

 奄美署と奄美大島防犯団体連絡協議会は8日、奄美市と龍郷町、大和村の新入学の児童らを対象に連れ去りやいたずらに遭わないために注意を呼び掛けるチラシなどを配布した。事務局は新入生や保護者に目を通してもらい、安心で安全に生活してもらいたいとしている。

 同協議会などは例年、新入学を迎えた児童や保護者などの防犯意識向上に啓発チラシや「奄美あんぜんあんしんメール」利用促進チラシなどを配布している。今回はスマートフォンや携帯ゲーム機などから、不適切なアプリや有害サイトへのアクセスを制限するフィルタリングに関するチラシも同様に配布された。

 部数は、▽奄美市=19校、399部▽龍郷町=6校、52部▽大和村=4校、15部で合計466部を配布した。この日、奄美市名瀬の小宿小学校には奄美署や同協議会から3人が訪れ、入学式の受付を済ませた新入生の親子連れに、知らない人にむやみについて行かないという注意を呼び掛ける標語「イカのおすし」鉛筆や啓発チラシを手渡した。

 同協議会の上野和夫事務局長は「鉛筆を使ってもらったり、チラシを活用したりして子どもたちに安心して安全な通学ができるよう努めてもらいたい」と話した。