小中学校で入学式

入学式で担任などについて入場する新1年生たち(8日、小宿小)

学校生活スタートに新1年生笑顔
名瀬小宿小、67人を祝福

 県内の小、中学校のほとんどで8日、入学式があった。奄美群島内の小学校でも新1年生が保護者や教職員などから学校生活のスタートを祝福され、これから6年間ともに学ぶ同級生と初めて顔を合わすなどして笑顔を見せた。

 奄美市名瀬の小宿小学校(林賢介校長、児童359人)では、体育館で式を開催した。同校の今年の新1年生は67人(男38、女29)。新入生たちは担任とともに、保護者や上級生の間を通って入場した。

 氏名点呼があり、新1年生の担任が受け持つクラスの子どもの名前を一人一人呼ぶと、子どもたちは元気よく「はい」と返事。林校長は式辞で「今日から皆さんは1年生。(入学を)上級生などがわくわくして待っていた。一日も早く学校に慣れて小宿小学校を好きになって」と呼び掛けた。

 同校PTAの勝村克彦会長は「皆さんは伝統ある小宿小の一員になった。元気なあいさつや友達をつくることに励んで、上級生と楽しく過ごしてください」とお祝いの言葉を述べた。

 児童代表で6年生の貴島翔太郎くんは「皆さんに会えるのを楽しみにしていた。小宿小には楽しい行事や、豊かな自然がある。一緒に楽しく学校生活を送ろう」と話した。

 保護者を代表して有村裕志さんが「皆さんには小学生になって、朝ご飯を食べる、あいさつをしっかりする、自分のことは自分でする、困っている友達を助けるなどして、みんなで仲良く力を合わせて学校生活を送ってください。私たち保護者も平成から令和という節目の年に、子どもたちが入学して喜びで胸がいっぱい」と語った。

 出席者全員で校歌を斉唱。また保護者らが新入生の入退場するシーンを、スマートフォンやビデオカメラで熱心に撮影する姿も見られた。