退任のあいさつをする、奄美市東京事務所・信島賢誌所長(左)と同隈元裕平主事
次代へバトンタッチ!左から、奄美市東京事務所・隈元裕平主事、同信島賢誌所長、新所長となる藤江俊生さん、新主事の安田大志さん
貴重な体験奄美で生かす
東京奄美会と東京奄美市連合会
【東京】「東京での貴重な体験を奄美で生かす!」。東京奄美会と東京奄美市連合会は共催でこのほど、千代田区の主婦会館プラザエフで、「奄美市東京事務所長歓送迎会」を開いた。出席者約90人を集めて盛大に行われた。
奄美市東京事務所の信島賢誌所長と隈元裕平主事が退任する側で、藤江俊生(しゅんお)さんと安田大志さんが新任する立場で出席した。郷土遙拝などに続いてあいさつに立った信島所長は、「皆さんの故郷への強い思いに、感激する3年間だった。この貴重な体験を奄美でも生かしてゆきたい」と感慨深げに振り返った。また、隈元主事も「最初は長いと思っていたが、2年間はあっという間だった。またお会いできることを楽しみに、宇検村役場で頑張っていく」と語った。
会場には、退任する2人の交流の深さを示すように東京奄美会、東京住用会、東京名瀬会、東京笠利会などからたくさんの参加者がそろい、東京名瀬会・川崎末一会長、同小勝竹雄顧問らがあいさつ。鹿児島県東京事務所・松下正所長が来賓の祝辞を述べた。
出席者たちは、2人をつかまえては、名残を惜しむように乾杯を繰り返していた。余興、総踊りと続く宴の中で、東京での思い出が脳裏をよぎったのだろう。2人は、いつもに増して黒糖焼酎に酔いしれていたように見えた。
信島さんは、奄美群島広域事務組合事務局長として、島で再スタートを切る。一方、新任の藤江さんと安田さんも気を引き締めるように抱負を語っていた。