西郷どんプロモーション実行委解散へ

西郷どんプロモーション実行委解散へ

解散を承認した西郷どんプロモーション実行委員会総会=和泊町=

「大きな効果あった」

 【沖永良部】西郷どんプロモーション実行委員会総会が11日、和泊町役場多目的室であった。NHK大河ドラマ「西郷どん」の放送終了に伴い、委員会の解散を承認。これまでの事業を振り返った伊地知実利会長は「少ない予算で大きな効果があり、大成功だったと自負している」と評価した。

 委員会は、ドラマの撮影地の誘致と観光振興を目的に2016年10月設立。2年半にわたり活動し、グルメイベントやガイド人材の育成、西郷隆盛の子孫による講演会、ドキュメンタリー番組の作成等各種事業に着手、ロケの誘致にも成功した。

 総会には、委員14人が参加し、これまでの事業実績や今後の事業について協議。委員会が中心となって立ち上げた「まちあるきガイド」の運営や、ロケセットが移設展示されている「西郷どん村」(同町手々知名)の管理、西郷ガイドブック・ドキュメンタリーDVDの販売手数料の管理については、西郷南洲顕彰会が引き継ぐことに決まった。

 質疑では、委員から「ロケで使われたサタグルマは価値がある」「ドラマの放送を契機に島の観光資源を生かす方法を両町で考える必要がある」などの意見が出た。