世界自然遺産学ぶ講座継続

19年度も継続して「奄美大島子ども世界自然遺産講座」を実施予定。屋久島の自然巡りも(提供写真)

 

5市町村連携事業、19年度も

 

 奄美大島自然保護協議会(会長・平田宏尚奄美市プロジェクト推進課長兼世界自然遺産推進室長)は、2019年度も前年度に続き、奄美大島の子どもたちが世界自然遺産について学ぶ連携事業「奄美大島子ども世界自然遺産講座」の実施を予定している。講座を通じて子どもたちに自然保護の意識を持たせ、世界自然遺産登録の機運を醸成する。

 世界自然遺産について学ぶ講座は、16年度から瀬戸内町教育委員会が実施。18年度は奄美大島5市町村連携事業として、各市町村から募集した小学5~中学3年の児童生徒20人を対象に年3回の予定で行われた。

 1回目は昨年8月に県立奄美少年自然の家や金作原国有林で研修。2回目は同11月に、国内初の世界自然遺産となった屋久島を訪ねて自然巡りなどを実施。同12月の研修報告会で、事業の成果が発表された。

 担当者によると、19年度も5市町村連携事業を継続。前回好評だったことから、世界自然遺産の先進地である屋久島での現地研修を予定しているという。

 事業費は5市町村で均等割や、人口に応じた費用を分担する。19年度最初の総会で事業決定してから、具体的なスケジュールや内容を詰めていく。