地元スーパーで「令和」セール

地元スーパーで「令和」セール

改元記念のセールに合わせくじ引き大会も行われた(グリーンストア入舟店)

 

景気浮揚や平和願う声
改元記念くじ引き大会も

 

 新元号「令和」を記念したセールが1日、奄美市名瀬の地場スーパーであった。あいにくの雨模様だったが、お目当ての売り出し商品やイベントに多くの人が足を運んだ。来店者や関係者などから、新時代に平和や好景気を求める声が聞かれた。

 同市名瀬で5店舗を経営する㈱グリーンストア(里泰慶代表取締役社長)は、1日に改元記念で「令和誕生祭」と銘打って全店でセールを実施。名瀬入舟町の入舟店では、近大産の本マグロ解体即売会や令和くじ引き大会などのイベントも行われた。

 鮮魚コーナーの担当者によると、瀬戸内町で近畿大学が養殖している本マグロの入荷量は通常程度。記念セールで通常より1割ほどお得な値段で売り出したという。

 同店1階のレジ近くで、くじ引き大会を午前10時から開始。同店で2千円以上購入した人を対象に、青果賞、精肉賞、鮮魚賞、お米賞の大当たりと、ありがとう賞(缶ジュース1本)が当たる抽選が行われた。

 レジで支払いを済ませ荷物をレジ袋にまとめた買い物客らは、レシートと交換で抽選箱からくじを引いた。ありがとう賞が多く出ていたが、開始30分が経過したころに青果賞の大当たりが1本出た。

 青果賞(パック詰めのイチゴ)を引き当てたのは、瀬戸内町から来店した60代の女性。大当たりを喜び「当たるとは思わなかった。新しい時代に縁起が良い。令和は平和になってもらいたい」と話した。

 里社長は、「きょうは悪天候だが、観光客も来ているようだ。令和は景気が良くなってほしい。世界自然遺産の推薦地などで、いま奄美は注目を集めている。格安航空便も継続してもらいたい」などと語った。