大型連休Uターンピーク

Uターン客で混雑する出発ロビー前の保安検査入口

奄美空港 搭乗客で混雑
東京、大阪、鹿児島全便満席

 大型連休を奄美で過ごした帰省客や観光客のUターンがピークを迎えた。奄美市笠利町の奄美空港は5日、東京(羽田)、大阪(伊丹)、鹿児島行きの全便が満席となり、旅行バッグや、お土産を抱えた搭乗客と見送りの来場者たちで混雑した。

 同日、奄美空港内では、1階の搭乗手続きカウンターで手続きする搭乗客で込み合い、手荷物検査にも長い列ができていた。2階の出発ロビー前の保安検査にも長蛇の列ができ、搭乗手続きの遅れなどにより、出発が遅れる便もあった。

 出発ロビーでは、連休を奄美で過ごした帰省客らが親類や友人らに笑顔で見送られ、名残惜しそうに手を振り続ける帰省客の姿もみられた。

 空港内の航空会社窓口によると、東京、大阪、福岡、鹿児島行きは終日、予約で満席の状態で、キャンセル待ちの客も多かった。

 神戸市から観光で訪れた会社員、上野良成さん(43)は「天気に恵まれ、奄美の海を満喫できた。とても楽しい休暇になった。また、奄美に来たい」と笑顔。鹿児島市から奄美市名瀬の実家に帰省していた看護師、元山由美子さん(36)は「前半は雨が続いて残念だったけど、後半は晴れて島内観光を楽しめた。リフレッシュできたので、また仕事を頑張ります」と話した。

 日本航空(JAL)グループによると、奄美関係路線は連休最終日の6日も東京(羽田)、大阪(伊丹)行きが満席となっているほか、鹿児島行きも最終便を除き、ほぼ満席の状態となっている。