春の交通安全運動出発式

春の交通安全運動出発式

街頭キャンペーンチラシを配る一日署長の名瀬幼稚園園児たち

園児たち元気に交通安全PR
奄美署では名瀬幼稚園園児が一日署長

11日から全国一斉にスタートする春の全国交通安全運動と地域安全運動を前に奄美署(井上昌一署長)は10日、奄美市の名瀬運動公園サンドームで出発式を行った。警察や消防、行政や地域ボランティア団体など約90人が見守る中、パトカーや青パトがパトロールに出発。街頭では一日署長の園児らが買い物客にチラシを配るなど、元気に交通安全をPRした。20日まで。

県運動スローガンは「あいさつ、声掛けを行いましょう!」。重点項目は、登下校時の見守り活動を推進する「子供と女性の犯罪被害防止」と、家族や警察へ相談を促す「うそ電話詐欺被害の防止」が掲げられた。

同署によると、今年の交通事故による死者は2人(前年3人)で、自転車窃盗事案が15件(同9件)と増加傾向。井上署長はあいさつで「情勢を見ても厳しいと認識。発生抑制に向け、継続的に活動していきたい」と一同を激励した。

式では、優良運転者表彰などが行われた後、名瀬幼稚園園児の小池信弥くん、白間葵くん、津村心陽ちゃん、三浦姫希ちゃんの4人を一日署長に任命。警官などの制服に身を包んだ園児たちは壇上で「危ないところでは遊ばない」など、安心安全宣言を行った。

式後は、イオンプラザ大島店で同署マスコットのカケルくんと一緒に街頭キャンペーンを展開。園児4人は買い物終えた通行者に「ど~ぞ」とチラシやグッズを手渡し、地域の安全を願った。

なおこの日は、宇検村田検中学校で瀬戸内署の出発式も行われた。

各被表彰者は次の通り(敬称略)。

【優良運転者】▽銅章 本田誠(名瀬)、加利幸(笠利町)、前田秀樹(名瀬)、梅田輝幸(同)

【交通安全功労者】▽金章 加納丈士(名瀬)▽銀章 牧暁子(同)▽銅章 島川小夜子(同)、村田千恵子(同)