笑顔で記念写真に収まる関東大島工業会の会員と家族たち=提供写真
世代超えて親睦深める
今年9月 母校跡地で「大島工業復活祭」開催へ
【東京】旧大島工業高校の卒業生による「関東大島工業会(平田修会長)」はこのほど、新宿区の飲食店で「第8回(平成31年)関東大島工業会・総会・懇親会」を開いた。約100人が集まり、盛況となった。総会に先立って18人が「懇親ボウリング」を近くの新宿コパボウルで行い、世代を超えて親交を深めていた。
一部の総会で郷土遙拝、校歌斉唱に続いて平田会長(電気科・4回卒)は「今年9月には、母校跡地で『大島工業復活祭』を開催する」とあいさつ。「地域の方々と積極的に交流し、奄美群島発展の力になりたい」と力強く語った。
また、来賓として奄美市東京事務所・藤江俊生所長が、奄美の高校生の活躍などを報告した。その後、会務報告などの議事がスムーズに進行。第二部は懇親会。「クレージーサウンズ」による余興や、ボウリング大会の表彰式でますます盛況に。優勝したのは奥田智保さん(機械科・7回卒)だった。
中濱寛幹事長(電気科・13回卒)は、「若い会員らが集まりやすい雰囲気作りに配慮した、卒業生と家族の理解に感謝したい」と述べた。大島工業高校は1968(昭和43)年、奄美高校とともに大島実業高校から分離独立。学校編成による奄美高校との統合に伴い、2010(平成22)年度以降の生徒募集を停止し、12(平成24)年に閉校した。