県希少野生動植物に指定

県希少野生動植物種に指定されたオキナワトカゲ(左)とバーバートカゲ(右)(環境省奄美群島国立公園管理事務所提供)

「オキナワトカゲ」「バーバートカゲ」
外来種や捕獲圧を懸念

 県自然保護課は17日、県の指定希少野生動植物に奄美に生息するトカゲ2種と本土のラン科植物1種を指定したことを発表した。今回の指定で、県指定希少野生動植物は42種(動物14種、植物28種)となる。指定種は無許可での捕獲・採取が禁止される。

 指定は「県希少野生動植物の保護に関する条例」の規定に基づくもの。指定種を無許可で捕獲・採取すると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される。

 トカゲ2種は、奄美群島などに生息するオキナワトカゲとバーバートカゲ。オキナワトカゲは県内では、沖永良部島、与論島、中之島に分布し、体長6~10㌢(尾は除く)。外来種のイタチが定着していて、絶滅の危険が大きいのでないかと推察されている。

 バーバートカゲは、県内は奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島に分布し、体長は5~7㌢(同)。森林伐採や林道開発が進み、生息域が減少しているという。

 いずれの種も、環境省と県の絶滅危惧Ⅱ類とされていて、ペット目的の広告・販売が確認されていて捕獲圧が高まれば、絶滅の恐れがあるとされている。

 ラン科植物のトキソウは、県内では伊佐市に分布。小型の多年草で、高さ15~30㌢。環境省の準絶滅危惧種、県の絶滅危惧Ⅰ類となっている。