徳之島のちびっ子らと交流したバレーボール元是全日本代表の大山加奈さん=23日、亀徳小体育館で
【徳之島】2004年アテネ五輪出場などで大活躍したバレーボールの元全日本代表で現在、スポーツ解説者・同競技の普及活動に取り組んでいる大山加奈さん(34)=東京都出身=が23、24日にかけてひょっこりと徳之島入り。徳之島町の亀徳保育園の園児や亀徳小、亀津中バレーボール部員らと交流した。
社会福祉法人・秋津会「亀徳保育園」(名城慎吾園長)が「亀徳小バレーボールスポーツ少年団が県大会出場を決め良い励みになった。(著名人ら)多くの出会いを通じ、あんな大人になりたいとか〝憧れの連鎖〟につながって欲しい」と計画。樟南第二高校の元教諭で、日本のトップアスリートらと交流のある服部俊司さん(38)が仲立ちした。
大山さんは、小学6年時に身長が175㌢(現在187㌢)あり全日本バレーボール小学生大会で全国制覇。成徳学園高(現・下北沢成徳高)では主将としてインターハイ・国体・春高バレーの3冠を達成。01年に全日本代表に初選出され、世界選手権と釜山アジア大会では唯一の高校生プレーヤーに。腰痛の故障に泣かされながらも04年アテネ五輪に出場。北京五輪は腰痛のため断念。スポーツ解説者やバレー普及・発展など活動を続けている。
亀徳保育園(園児105人)を訪問してちびっ子らとふれあった後、亀津中の男女バレーボール部員と亀徳小スポーツ少年団員らを両校に訪ね、質問タイムを交え和気あいあいと交流。
中学生の「強い心にするにはどうすれば?」の質問に、大山さんは、「バレーボールの良いところは1人じゃないこと。辛いこと・苦しいことがあっても、助け合い・支え合う仲間がいる。自分の力だけで何とかしようではなく、周りの力も借りながら辛いこと、苦しいことの壁を乗り越えて欲しい」。
身長(178㌢)に驚嘆の小学生たちには、「小学入学時は138㌢だった。大きくなりたかったら早く寝て、好き嫌いをしないで何でも食べ、そして外で元気に遊ぶこと」ともアドバイスしていた。
24日は夜光貝アートなども楽しんだ。