新規就農者励ましの会

新規就農者励ましの会

各自の営農への抱負の発表があった新規就農者励ましの会

「あせらずゆっくり腰据えて取り組んで」
先輩農家がエール送る

 2019年度の奄美大島・喜界島地区の新規就農者励ましの会(大島地区農業改普及事業協議会など主催)が6日、奄美市名瀬の市農業研究センター会議室であった。指導農業士や関係団体職員などが出席し、新規就農者へ心構えなどアドバイスを送って激励した。新規就農者たちは、各自の目標実現に意欲を見せた。

 新規就農対象者は、後継者やIターンなど17人。サトウキビ、パッションフルーツ、マンゴー、タンカンなどの生産や肉用牛営農に取り組む。

 大島地区指導農業士会の前山重一郎会長は主催者代表あいさつで「就農者にはこれからいろいろな問題が出てくると思う。あせらずゆっくり腰を据えて取り組んでほしい。勉強が一生ついてくるが、指導農業士も一緒になって助言や世話したりして頑張っていきたい」と語った。

 その他、来賓のJAあまみ本所の山口利光組合長や、奄美地区農業委員会連絡協議会の吉卓男会長から、「確固たる農業経営基盤を築いてほしい」や「計画や目標を立て、自然に負けず頑張って」など励ましの言葉が就農者にかけられた。

 新規就農者は、市町村ごとに参加者の前に立ち営農品目や出身地などを自己紹介。中には研修所を経て初めて農業を営む人や親から果樹栽培を引き継ぐ人などがいて、各自の抱負が述べられた。