ライフジャケットを使って浮力確保を練習する宇宿小児童たち
シーズン前に水難救助教室
笠利町宇宿小
遊泳シーズンを前に子どもたちの水難事故を防ごうと奄美市笠利町の宇宿小学校(岩下博成校長、33人)は2日、同町の奄美大島ホテルリゾートコーラルパームスプールで「水難救助教室」を開いた。児童たちは、〝自分の命は自分で守ろう〟と、水中での浮かび方やライフジャケットの正しい装着方法などを学び、危険を回避する力を身に付けた。
教室は夏休みなどを前に、海や水辺での水難事故を未然に防ごうと開催。笠利B&G海洋センター職員2人が訪れ、講師を務めた。
講師の登尾誠治さんは、体だけで浮く「背浮き」などを紙芝居で説明。「溺れそうになった時は、慌てないことが大切」などアドバイスした。
この後児童たちは、服を着たままプールに入って大の字で浮かぶなど、セルフレスキューを実践。ペットボトルや服を利用した浮力確保の練習にも取り組んだ。
この他、ライフジャケットの正しい装着を学び、浮力も実際に体感。ペットボトルを使った救助法やランドセルなど浮く物を投げて助けることなども教わった。
5年・川原慶成くんは「ペットボトルとか救助にいろいろ役立つことが分かった。これからも海では気をつけて遊びたい」と笑顔で話した。