竹山、コンバインドA3位

賞状とメダルを手に笑顔を見せるコンバインドA3位に輝いた竹山

南日本小学生陸上 快挙も「もっとできた」

 6月30日に鹿児島市の白波スタジアムで行われた第36回南日本小学生陸上競技大会(一般財団法人鹿児島陸上競技協会など主催)で、津村陸上クラブ・竹山梨理香(名瀬小6年)が女子共通コンバインドA(80㍍ハードル+走高跳び)で3位に入賞した。大会は、全国小学生陸上競技交流大会の県予選会も兼ねたが、惜しくも全国大会出場には届かず。竹山は快挙にも「(自分の実力なら)もっとできた。プレッシャーがきつかった」と悔しさをにじませた。

 コンバインドAは、全国小学生陸上選手権で今年度から採用の競技。80㍍ハードルと走高跳びの2競技で総合得点を競う。

 竹山の記録は、80㍍ハードルが13秒96、走高跳びが1㍍20で共に3位。総合も結果3位だったが、練習で飛ぶ1㍍28をクリアできていれば、全国にも手が届いたという。

 竹山は元々走り幅跳びの選手で、コンバインドAに取り組んだのは今年に入ってから。走り幅跳びとジャベリングボール投げのコンバインドBの選択肢もあったが、目標を定めてからは厳しい練習に取り組んできた。

 練習では、ハードルの抜き足や高跳びの助走などを修正し強化。大会では「緊張して足が上がらなかった」と唇をかんだが、初の大会開催で上位入賞の快挙となった。

 競技を薦めた津村照弥監督は「(竹山は)足が長く跳躍系が得意で、基本動作はとにかくきれい」とその才能を称える。今後は、コンバインドAの大会がなく、開花した80㍍ハードルを中心に「手本となる先輩も多い。先々は全中目標に行かせたい」と先を見据えた。

 目標は、11月のKKB小学生陸上フェスタ。竹山は「どんな大会に出ても優勝できるように、きつい練習にも耐えて、苦手分野を克服したい」とリベンジを誓った。