マリンフェスタ

マリンフェスタ

いかだ体験を楽しむ参加者ら

 

 

海のレジャーや海上安全教室
家族連れら約100人にぎわう
自然の家

 

 県立奄美少年自然の家(上村早百合所長)主催の「マリンフェスタ」が14日、奄美市名瀬の朝仁海岸であった。午前、午後の部に親子連れなど約100人が参加。海遊びやカヌー、いかだ漕ぎ体験などマリンレジャーを楽しんだほか、奄美海上保安部による海上安全教室もあり、溺れた人の救助法などを学んだ。

 イベントは、夏休みを前に、家族で海水浴など海浜活動の楽しさを知ってもらい、海難事故防止につなげようと、毎年この時期に開催している。

 参加者は4グループに分かれ、カヌーやサーフボードに乗ってオールで漕ぐサップやいかだなどのマリンレジャーを体験。海上安全教室では、同海保の職員が「溺れている人を見つけても、すぐに一人で助けようとせず、ペットボトルなど浮き輪の変わりなるものを、ロープなどで投げ入れるなどしてほしい」と呼び掛け、実際にペットボトルを使った救助方法などを学んだ。

 母親と弟、妹と一緒にいかだ乗りを体験した名瀬中1年、根本ひなこさん(12)は、「みんなで協力して漕いで進んでいくのがとても楽しかった。夏休みは、海水浴をいっぱい楽しみたい」と話した。

 子どもたちと一緒に海上安全教室に参加した公務員、宮之脇圭さん(43)は「溺れた時の対処法などを教えてもらい貴重な体験ができた。子どもたちも楽しみながら、海の危険性などを知ることができてよかった」と話していた。

 自然の家の上村所長は「これから家族で、海に出かけることが増えてくる。今回の体験を生かし、海難事故に気を付けながら海水浴など楽しんでもらいたい」と話していた。