ペットボトルを使って浮く方法などを教わり、“もしもの時”に備える術を学んだ子どもたち
笠利B&G、ドルフィンスポ少に
ごみ収集ビーチクリーンなども
奄美市笠利B&G海洋センター(南三知子所長)は「海の日」の15日、同センターのプールでドルフィンスポーツ少年団を対象に、「水辺の安全教室」を開いた。夏休みを前に、“もしもの時”に身を守る術を学んだ。また終了後にはビーチクリーンなども行った。
同センターは毎年「海の日」に合わせ同スポ少に対しての教室を開催。参加した約20人の前で同センターの登尾誠治主任が講習。ライフジャケットをつけることが浮力確保以外に、漂流物から体を守ることに役立つことなどを説明した。
プールでは仰向けに水面で大の字になり浮力を確保する「背浮き」の練習などを実施。また、空のペットボトルを使って浮く方法も実践。「大きなペットボトルは服の中に入れることで、両手をふさがないようにする」などのコツがレクチャーされた。
講習終了後は同市笠利町赤木名海岸に移動。保護者らも交じり計約40人で清掃を実施。15分という短い時間だったが、漂着したプラスチックごみなど、ごみ袋4袋分を収集。マリンレジャーやバーベキューを楽しむ時間もあり、親睦を深めた。
この日参加した赤徳中2年の實川結子さん(13)は「泳げる人も溺れることがあるので、気を付けなければならないと感じた。清掃ではきれいだと思っていた奄美の海岸も意外とごみが多くて驚いた」と話した。また同スポ少の城孔美育成会長(43)は、「教えてもらうことで子どもたち本人が気を付けるようになるのでありがたい」と語った。