奄美情報処理専門学校で、コンピュータープログラミングについて学んだ生徒たち
大島北高校情報処理科の1年生
奄美情報処理専門学校で体験授業
奄美市笠利町の県立大島北高校情報処理科1年の生徒23人は26日、同市名瀬小俣町の奄美情報処理専門学校でコンピュータープログラミングなどを学ぶ体験授業を行った。同専門学校での体験授業は今年で3年目。生徒たちは、パソコンを使ってプログラミングの仕組みや実際にプログラムの作成などを行った。
同専門学校の田中豪さんが指導、同校の学生10人も生徒らをサポートした。授業はまず、プログラミングに必要なフローチャート(設計図)の作成など基礎知識について田中さんが「単純に見えるゲームにも、3万行を超える指示をパソコン上行っている」などと説明。迷路を使って、ゴールするための手順をパソコンに入力する「アルゴリズム(問題解くための手順)の学習」を体験した。
生徒たちは、パソコンに数式や英単語なども駆使しながら様々なデータをプログラム入力、迷路を左右に移動するように指示。生徒たちはゲーム感覚で楽しみながら課題をクリアを目指した。
なかなか出口に到着するようプログラムすることができない生徒も多く、平佳凪人(かなと)さん(15)は「コンピュータを学ぶためには、もっと英語や数学を勉強しないといけないという気持ちになった」と話し、里希望(のぞみ)さん(16)も「今回学んだアルゴリズムの体験を通して、高校で学んでいることを更に深められた」と話していた。