食中毒予防キャンペーン

食中毒予防キャンペーン

買い物客らにチラシやうちわを手渡し、食中毒予防を呼び掛けた

スーパー店頭でチラシ配布「食品の保存注意して」
奄美地区食品衛生協会

 奄美地区食品衛生協会(新納誠人会長、会員1581人)は1日、奄美市内のスーパー2店舗で、食中毒予防を呼び掛ける街頭キャンペーンを行った。全国で実施される「食品衛生月間」活動の一環で、会員らが予防法などを記したチラシと啓発用のうちわ約340セットを配布し注意を促した。

 同市名瀬浦上のタイヨー浦上店では、新納会長や同協会の食品衛生指導員ら7人が参加。家庭でできる食中毒予防として①新鮮なものを購入②生鮮食品は冷蔵庫で保存し、庫内に詰め込みすぎない(7割程度)③清潔な調理器具を使用、包丁やまな板の洗浄殺菌を行う④調理前は手洗いし、加熱を十分にする(電子レンジなどの加熱むらに注意)⑤食事前には手を洗う⑥残った食品が傷んでいないか、怪しいと思ったら捨てる―などのポイントを記したチラシを配布した。

 新納会長は「食中毒は家庭でも起きる。夏休み中は子どもの食事などをつくる機会も多くなるので、食品の保存方法などには注意してほしい。手洗いも忘れず、食中毒予防の徹底に努めてもらいたい」と話した。

 名瀬保健所によると、管内6市町村の食中毒発生件数は、2018年度1件(奄美市)で、19年度は8月1日現在なし。同協会は、8月中に奄美大島、喜界島の各地でキャンペーンを展開、スーパーや祭りイベント会場などでチラシやうちわを配り、予防を呼び掛ける。