夏を彩る3千発

3千発の花火が夜空を彩った奄美まつりの花火大会


3千発の花火が轟音と共に打ち上がり、観客を魅了した

雨の夜空に大輪
奄美まつり花火大会

 奄美市の第56回「奄美まつり」は2日夜、花火大会があった。あいにくの天気だったが、会場周辺には友人同士、家族連れなど多くの見物人が集まり、夏の夜空を彩った約3千発の花火を楽しんだ。

 今年はフェリー入港に合わせた花火の中断時間をなくすために、20分早めてスタート。また整備中のマリンタウン地区の一部も観覧スペースとして開放され、例年とは異なる趣となった。

 同日は昼過ぎから会場付近で雨が降り、夕方には雷も。開催が危ぶまれたが、開始時刻にはなんとか曇り空に。午後7時40分に一発目が打ちあがると、次々に「ヒュー、ドーン」の轟音と共に、趣向を凝らしたさまざまな花火が夜空を染め上げた。

 小玉の花火など色とりどりに夜空を彩ったほか、水の上をはうように光る珍しいものや、大玉の花火も惜しげなく次々と発射。後半は雨脚も早まったものの、中断もなくフィナーレを迎えた。途中で場内には歓声や拍手が鳴り響き、奄美の夏の夜は盛り上がりを見せた。

 奄美まつりは3日、舟こぎ競争や八月踊りが行われる。