〝デイ輪〟結成 奄美まつりパレード初参加

〝デイ輪〟結成 奄美まつりパレード初参加

介護4事業所で結成されたチーム「デイ輪」は揃いの法被でダンスを披露し、連携を深めた

デイサービス4事業所職員ら連携 手作り神輿やダンス披露
介護職のイメージ向上

奄美市名瀬の介護4事業所で結成したチーム「デイ輪=わ=」が、4日、同市名瀬であった奄美まつりのパレードに初参加した。各事業所の若手職員を中心としたメンバーが、そろいの法被=はっぴ=を身に着け、手作り神輿=みこし=やダンスを披露。連携を深め、介護職のイメージ向上に努めた。

参加したのはいずれも同市名瀬のデイサービスを提供する「㈲わんわんネット」、「㈱きずな」、「㈱和月」、「㈲シダマ薬局」。4社とも個人経営で、同規模ということで、例年1~2回合同での職員研修を行っている。

パレードへの参加は、「地域に溶け込んだ介護事業所」を目指したもの。このほか、事業所の連携強化、介護職のイメージ向上なども狙った。祭り前には各事業所から若手職員2、3人が集まり実行委員会を組織。話し合いを重ね法被のデザイン、神輿づくりなどに取り組んできた。

当日はスタッフとその家族ら約80人が参加。事業所ごとに色分けされたそろいの法被を着用し、直前まで練習したダンスで見物客らを楽しませた。中には女装で注目を集めるメンバーも見られた。

発起人となった㈲シダマ薬局の師玉信一郎代表取締役も女学生に扮して登場。師玉代表は「きついイメージを持たれる介護現場でも若者が元気で楽しみながら働いていることをアピールしたい。デイ輪を見て、パレードに出たいと思う事業所が増えれば祭りもにぎやかになる。来年以降も継続する」と語った。

わんわんネットの瀧由美さんは「パレードに出ること自体が初めて。祭りに参加している実感が得られる。他の事業所の人たちと交流も深まり良かった」と笑顔だった。