奄美市名瀬・商店街夏祭り

ダンスや歌を披露したステージ前には来場者が集まった

芸能ステージや試乗体験、出店も
アーケード内に多くの人出

 奄美市通り会連合会主催の第18回「商店街夏祭り」が10日、同市名瀬末広町の商店街で開催された。特設ステージや商店街各通りでの出店や多彩なイベントに、家族連れなどが多く来場した。

 昨年は台風接近で中止。2年ぶりの開催となった。台風接近のため時折雨となったが、来場者は中央アーケード内の出店を見て回り、会場周辺は普段以上のにぎわいを見せた。

 メーンイベントの中央アーケードに設けた特設会場では、空手演舞(新極真会奄美支部)やフラダンス(ハウオリAIスタジオ)などの芸能プログラムを披露。3商店街通り(奄美、末広、銀座)ではかき氷や飲み物、フーセンすくいの販売ブースやゲームコーナーが並んだ。

 また警察・消防・海上保安部・自衛隊の業務車両が試乗できる「ちびっこふれあいイベント」があり、制服を着用した撮影会では保護者がスマートフォンで撮影する様子も。パトカーとはしご車に試乗した朝日小3年の丸橋亜海=あみ=さんは「どれも初めて乗ったけれど、楽しかった」と笑顔だった。

 名瀬まち商店街はこのほど、経済産業省の「はばたく商店街30選」に選定され、今回のイベントは受賞記念と銘打った。

 同連合会の恵枝美会長は「毎回幅広い世代の地域住民が関わり、地域を盛り上げる活動を続けてきたことが評価された」と受賞を喜び、「今後も住民一体となったイベントを企画し、地域発展につなげたい」と述べた。