奄美署管内全児童に防犯ブザー配布

奄美署管内全児童に防犯ブザー配布

奄美小学校では朝山市長が児童代表の清武さんに目録を手渡した

「危険な時はブザー押して」
奄美大島防犯団体連絡協

奄美大島防犯団体連絡協議会(会長・朝山毅奄美市長)などは新学期がスタートした2日、小学校児童たちを犯罪から守ろうと防犯ブザーを配布した。奄美市名瀬の奄美小学校(吉峯進校長)では体育館で「贈呈式」を行い、全校児童465人分の防犯ブザーを贈呈。朝山市長は児童たちに「危険を感じたり、知らない人に声を掛けられ怖いと思った時はブザーを押して。周りの人が守ってくれます」と安全を呼び掛けた。

防犯ブザーは、奄美署管内(奄美市、龍郷町、大和村)の全児童分約3000個が用意され、各教育委員会などを通じて配布。式は、防犯ブザーの携帯推進と防犯意識の向上を目的に実施した。

同小学校では、奄美署・井上昌一署長や署員、同協会員らが参加し、始業式後に贈呈式を実施。朝山市長が壇上で、児童代表に目録を手渡した。

朝山市長は新学期にあたり、スポーツ・勉学に励むよう述べた上で、「防犯ブザーを身に付け、安全に学校生活を楽しんで」と呼び掛け。目録を受け取った6年・清武咲希さんは式後、「(登下校時は)なるべく友達と一緒に、ランドセルにブザーを付けて帰りたい」と話した。