銀輪を駆って「交通安全」とトライアスロンもアピール(徳之島自転車部メンバー)=20日、徳之島署前
自転車の交通安全もアピール
アスリートら協力
【徳之島】秋の全国交通安全運動(21~30日)の徳之島地区の出発式は20日夕、関係機関・団体の関係者ら約90人が参加して徳之島署であった。一丸となった運動による「死亡事故ゼロの継続」も決意。車両パトロールには、「トライアスロンの島」の地元アスリートたちも銀輪を駆って協力した。
同署武道場で樟南二高吹奏楽部一行の軽快なオープニング演奏で開式。津曲博之署長によると、同管内の交通事故発生件数(8月末現在)は計21件(前年同期比同)、死者0(同2人減)、傷者22人(同2人増)。「事故原因の大半は、運転者の前方不注視や漫然運転。歩行者も同じで、伸びやかな島に交通安全意識の高揚を」と協力を求めた。
西松文良地区交通安全協会長のあいさつに続き、署員代表(桑畑優輝巡査)が運動の重点とともに「交通事故ゼロを目標に歩行者、運転者が安心できる交通環境に」など宣言。警察車両などを連ねて街頭パトロールに出発した。
背中に「交通安全」をプリントした揃いのTシャツ姿で、その先陣を切ったのは「徳之島自転車部」の芝敏貴さん(40)=徳之島町花徳=ら7人。自転車利用者の交通事故防止のアピールと併せ、かごしま国体トライアスロン競技(来年10月天城町会場、今年11月はリハーサル大会)もPRした。