運動会向けお弁当レシピ学ぶ

地女連会員の福田さんが講師となり、運動会のお弁当に使えるレシピを紹介した

瀬戸内町地女連 きゅら島交流館で
子育て支援ネットワーク構築にも

 瀬戸内町地域女性団体連絡協議会(地女連)は23日、同町古仁屋のきゅら島交流館で、第3回「チャレンジお菓子作り(お弁当作り)」を開いた。子育て世代の女性15人が参加し、小学校の運動会を前に、お弁当のレシピを学んだ。

 同地女連は県の2019年度地域貢献活動サポート事業を活用し、お菓子やお弁当作りの教室を開催している。若い世代同士と団体会員らの多世代交流の場を設定することで、子育て支援のネットワーク構築を目的とするほか、昔ながらのお菓子や伝統料理の継承にも役立てる。子育て世代の参加を促すため、会場内の別部屋には託児スペースも設置する。

 同館内で地女連が運営するカフェで、茶菓子の調理を中心的に担う会員の福田久美さんが講師として立ち、薄焼き卵で包む茶巾寿司やエビチリなど5品目を調理。「弁当のマンネリ化を防ぐため、“自分の重箱”の中からレシピを紹介する。簡単に作る方法を伝え、子育て世代の手助けをしたい」と福田さん。参加者らは積極的に質問をしたり、スマートフォンで撮影したりしながら学んだ。

 参加した吉谷頌子さん(33)は「お弁当がワンパターンになってしまっていたので助かる。子どもも喜ぶし、自分も交流の輪が広がった」と話した。同地女連は今後も参加者の希望を聞きながら、月1回程度の頻度で料理教室の開催を予定している。