ケガ予防へテーピング学ぶ

参加者の足首にテーピングをする日高雄一郎さん(中央・黒シャツ)=知名町=

アスレティックトレーナー・日高さん講師
ELOVE・ASA

 【沖永良部】沖永良部スポーツクラブELOVE(前田純也理事長)とASA奄美スポーツアカデミー(園田明理事長)によるテーピング講習会が25日、知名町エラブココであった。全米アスレティックトレーナーズ協会公認アスレティックトレーナーの日高雄一郎さんを講師に、ケガ予防を目的としたテーピングの方法を学んだ。

 ASA奄美とELOVEが離島スポーツの発展に向けて締結した「離島スポーツ振興支援事業パートナーシップ」事業の一環。この日は、サッカーやバスケなどの指導者と選手ら15人が参加した。

 講習会では、足首の捻挫を防ぐ「スターアップ」や足首の関節全体を安定させる「フィギュアエイト」などの巻き方を指導。参加者は2人1組で実践し、日高さんのアドバイスを聞きながら、丁寧にテーピングを施していった。

 テーピングをされた人は「しっかり固定されているのに動ける」と話し、足首を動かしたり、歩いたりして感触を確かめていた。このほか、膝やふくらはぎへのテーピングの仕方も教えた。

 日高さんは「テーピングはケガをした時に使うものではなく、ケガをする前に使うもの。テーピングをすることで、ケガの度合いが軽くなることもある。もっと楽しく使ってもらえたら」と話した。

 ELOVEの前田理事長は「ケガなくスポーツを楽しむために、テーピングを積極的に使って欲しい」と語った。