黒糖焼酎開発や廃校利活用へ

黒糖焼酎開発や廃校利活用へ

包括連携協定に調印した鎌田町長(左)と中村社長

瀬戸内町と町田酒造 包括連携協定を締結
SDGsも推進

 瀬戸内町は1日、龍郷町の町田酒造㈱(中村安久代表取締役社長)と包括連携協定に調印する締結式を行った。鎌田愛人町長と中村社長らが出席。国連の掲げるSDGs(持続可能な開発目標)にも賛同する両者は、連携し協働活動でSDGsを推進し、黒糖焼酎開発や廃校の利活用などで地域活性化が図られる。

 町と同社は先代社長の町田實孝氏の頃から深いつながりがあり、SDGsでも一致していたことから町長期振興計画の基本理念「ひとが輝く夢と希望に満ちた魅力あるシマ」の達成に向け、連携と協力に関する包括協定を結ぶことに。

 包括連携協定で▽共生・協働による町民主体のシマ(町)づくり▽幸せな暮らしを共に支え合う福祉のシマ(町)づくり▽人を育て心を育む思いやりのあるシマ(町)づくり▽雇用創出による活力あふれる躍動するシマ(町)づくり▽安全・安心で快適に暮らせるシマ(町)づくり▽環境を守り自然と調和したシマ(町)づくり―の六つの事項で協力する。

 同町が企業と包括連携協定を結ぶのは2件目で、同社が自治体と結ぶ包括連携協定は龍郷町に次いで2例目。中村社長によると、龍郷町にも今回の件は話していて了承を得て締結式に臨んだという。

 鎌田町長は感謝し「町田酒造の販路や、企業ノウハウなどに期待する。包括連携協定が本町の活性化につながるよう努力していく」と語った。

 中村社長は「めでたく協定を締結できた。SDGsという同じ志を持つ両者で連携し、町の振興発展に貢献したい」と話した。