小泉環境相に要望書

小泉環境相(右)に要望書を手渡す尾辻委員長(中)と金子事務局長=環境大臣室、1日=

奄美の世界自然遺産登録「しっかりやります」
自民党奄振特別委

 【東京】IUCN(国際自然保護連合)の現地調査が5日に迫る中、1日、霞が関の環境省で自民党奄美振興特別委員会の参院議員・尾辻秀久委員長と衆院議員・金子万寿夫事務局長が、小泉進次郎環境相に面談。「今が山場」、「振興の大きな起爆剤」として世界自然遺産登録への理解を求めた。小泉環境相は「『しっかりやります』と自信たっぷりに回答した」という。

 この日、大臣室には在京の報道各社が参集してあふれんばかり。尾辻委員長らは「奄美群島振興開発の推進に関する要望書」を小泉環境相に手渡した。

 これは環境省が関わる世界自然遺産登録について、大事なことで一度延期になっていることから、現地調査前に「今が山場」、「振興の起爆剤として大きなウエイトを占める」などとして面談し要望を行ったもの。

 小泉環境相は、独身時代に奄美に訪れ、田中一村記念美術館に行ったことや鹿児島の血が流れていることなどを話し、5日から局長以下が奄美に向かうとした。

 また、「しっかりやります」と語った小泉環境相だが、世界自然遺産登録決定までは、まだ予断を許さない状況にある。