カヌー、マリンレジャー通し自然体感

思い思いに奄美の海を満喫した生徒ら

宮崎の日章学園高校 研修旅行で奄美満喫

 学校法人日章学園の日章学園高校(伊能剛校長・宮崎県)の調理科2年生12人が9月30日から研修旅行で奄美大島を訪れている。生徒らはさまざまな体験活動を通し、奄美の自然を満喫。行程3日目となった2日は奄美市笠利町の用安海岸でマリンスポーツを楽しんだ。滞在は4日まで。

 同校は2016年から系列校(奄美看護福祉専門学校)のある、奄美大島を研修旅行の行先の選択肢に加え、例年希望した生徒が同島を訪問。今回は台風接近の影響も心配されたが、なんとか決行。2日まで予定変更もなく順調に進んでいるという。

 初日の9月30日は到着後、鶏飯を食べ、奄美の食文化を楽しみ、奄美市役所で東美佐夫副市長を表敬訪問。同専門学校寮の見学などを実施した。2日目はあいにくの雨となったが金作原(同市名瀬)散策やマングローブ(同市住用町)でのカヌー体験を行った。

 青空が広がった2日は水着に着替えバナナボートやシュノーケリングを体験。南国の海の透明度に歓声が挙がり、シュノーケルをくわえ海に顔をつけた生徒らは「しょっぱい!」などとはしゃいだ。

 二人でヤドカリを見つけて楽しんでいた福田浩哉さん(17)と奥野舜さん(16)は「初めて来たが、海の色が全然違う。バナナボートからウミガメが見えて、かわいかった。個人での旅行でまた来たい」などと笑顔だった。