奄美大島地区献血スタート

奄美大島地区献血スタート

県大島支庁で行われた献血に協力した人たち

初日は76人が献血 11日まで12カ所を巡回

 2019年度第1回奄美大島地区献血が3日、奄美市名瀬の県大島支庁を皮切りに始まった。初日は同支庁のほか龍郷町役場でも行われ、76人が400㍉㍑献血に協力した。11日までに島内12カ所を巡回する。

 県大島支庁では、県赤十字血液センターの献血バス前に県職員や近隣住民らが列をつくり、事前の健康チェックを受けた後、バスに乗り込み献血した。49回目の献血をした同市名瀬石橋町の団体職員、宝正己さん(62)は「健康に感謝し、困っている人の役に立てればと思い献血した。元気なうちは続けたい」と話した。

 県大島支庁は48人が来場し、うち42人が献血、龍郷町役場は37人が来場、うち34人が献血した。

 同センターによると、県内の18年度献血者数は6万1840人で、名瀬保健所管内は952人。同保健所管内では、毎年度、2回の献血活動を実施している。同センターは、全国的に若者の献血離れが進んでいることから、「この機会にぜひ多くの人に献血に協力してもらいたい」と呼び掛けている。

 4日以降の献血日程は次の通り。(陸自駐屯地は一般の受付をしないため省略)

 ▽4日=奄美署(午前9時~正午)、県立大島病院(午後2時~同5時)▽5日=奄美建設会館(午前8時半~正午)、ビッグⅡ奄美店(午後2時~同4時半)▽8日=奄美市笠利総合支所(午前9時~正午)、大島北高校(午後2時~同4時)▽9日=瀬戸内町役場(午前9時~正午、午後1時半~同4時半)▽11日=奄美市役所(午前9時~正午、午後1時半~同5時20分)。