笠利町招魂祭相撲大会

笠利町招魂祭相撲大会

迫力ある技が繰り広げられると観客席からも歓声と拍手が上がった(個人一般中量級決勝)

団体一般A級で8連覇を達成した笠利

笠利団体、一般A級で8連覇
一般B、中学生でも笠利がV

 2019年度かさりンピック・第114回「奄美市笠利町招魂祭相撲大会」(笠利地区体育協会主催)が13日、太陽が丘総合運動公園相撲場であった。団体戦・個人戦に、未就学児31人、小学生130人、中学生47人、一般64人の計271人がエントリー。団体一般A級の部では、2012年から連覇を続ける笠利が今年も優勝し8連覇を達成。小学生の部は赤木名Aが制したが、一般B、中学の部も笠利が優勝。個人戦の花形・一般重量級も大山隆盛(笠利)が制し、団体・個人ともに笠利の躍進が目立った。

 同相撲大会は、日清・日露・太平洋戦争の戦没者慰霊を行う「招魂祭」(今年は16日)に伴って行われるもので、今回で114回目を迎える同町伝統の行事。校区代表の選手らを応援するために、土俵周りには多くの観客が詰めかけた。

 注目の団体戦一般Aでは笠利と赤木名がそれぞれ予選を負けなしで通過。両チームは決勝戦で激突し、3―2で笠利に軍配が上がった。

 笠利の連覇開始前からメンバー入りしていたという大野隼人主将(43)は「まずは一安心。114回も続く大会の歴史の中での連覇記録を更新していることはとてもうれしい」と喜んだ。今年のメンバーには9月に開催された県民体育大会相撲競技に出場した、大山隆盛、中真平の2人もいる実力派ぞろい。「中の成長が今回の勝因」(大野主将)。

 今後の目標について、大野主将は「もちろん10連覇。その前に来年は一般A・Bと小中の団体全部門制覇も狙いたい」と意気込みを見せた。

 結果は次の通り。

【団体】▽小学生 ①赤木名A②節田③赤木名B、笠利▽中学生 ①笠利②節田③赤木名B、緑が丘▽一般A ①笠利②赤木名③節田、屋仁▽一般B ①笠利B②赤木名B③笠利C、節田B

【個人】〈未就学児〉▽6歳未満 ①手島健翔(笠利)②中山豪(屋仁)③野口晴道(節田)▽6歳 ①西類翔(節田)②瀧田風理(赤木名)③濱田峻静(節田)

〈小学生〉▽1年 ①南昊輝(屋仁小)②内村瀧太郎(宇宿小)碇山玄(緑が丘小)▽2年 ①朝聖翔(節田小)②伊藤湊真(笠利小)③前田大翔(同)▽3年 ①當菜々香(赤木名小)②山元康太郎(笠利小)③手島徠愛(屋仁)▽4年①大山皇成(笠利小)②武田八啓(同)③久保渉真(赤木名小)▽5年 ①?星七(赤木名小)②重信太陽(笠利小)③惠俊輔(赤木名小)▽6年 ①福田瑛介(節田小)②濱田勇人(赤木名小)③碇山和尚(同)

〈中学生〉▽1年生 ①中野雄賀(笠利)②永田泰雅(赤木名)③川原蓮成(宇宿)▽2年生 ①西絆斗(節田)②中健斗(笠利)③當順一郎(赤木名)▽3年 ①松元羅衣矩(緑が丘)②栄陽翔(節田)③竹田直太郎(赤木名)

〈一般〉▽軽量級①磯和樹(笠利)②松岡進之介(佐仁)③大野力(笠利)▽中量級 ①栄陽翔(節田)②里斉亮(赤木名)③中山武洋(屋仁) ▽重量級 大山隆盛(笠利)②元原慎太(緑が丘)③中真平(笠利)

【個人賞】〈最高年齢賞〉栄雄誠(節田・47歳)

〈殊勲賞(4位)〉大瀬 詞文(宇宿・軽量級)、大野隼人(笠利・中量級)、山田大樹(赤木名・重量級)

〈敢闘賞〉藤川太希(赤木名・軽量級)、松元羅衣矩(緑が丘・中量級)、村田大輔(節田・重量級)

〈技能賞〉山元政裕(笠利・軽量級)、中秀一郎(同・中量級)、浜田 龍之介(節田・重量級)